頭痛

頭痛は、脳腫瘍や高血圧、副鼻腔炎や中耳炎などさまざまな病気の症状の一つとしてあらわれることが多いのですが、原因となるはっきりした病気がなく、習慣的におこるものもあります。その代表的なものは片頭痛と筋緊張性頭痛です。

片頭痛は、発作的にズキズキと痛みだし、多くは頭の片側が痛みます。痛みがひどくなると吐き気がしたり、吐いたりします。男性より女性に多く、几帳面な性格の人にみられます。



一方、筋緊張性頭痛は、締めつけられるような痛みで、多くは肩や首筋のこりを伴います。神経質な性格でストレスなどの強い緊張を強いられることが原因とされています。

こうした性格やストレスが引き金となる頭痛は、ストレスに強い性格と体づくりに努力することが大切です。それには、鎮痛剤や精神安定剤などで一時的に痛みをおさえることよりも、アロエの長期使用で体質そのものをかえることです。

アロエには、細胞の新陳代謝を活発化して弾力のある血管をつくる働きがあります。血流がスムーズになり、脳血管の拡張・収縮によっておこる頭痛に悩ませる心配が無くなるでしょう。さらに頭痛もちに大敵のストレスによる緊張をやわらげ、心と体をリラックスさせてくれます。

アロエの使用法は、刻んで生食したり、しぼり汁を飲んだりするほか、サラダや天ぷら、酢の物などの料理に使用したり、アロエ酒として飲んでもよいでしょう。

また、習慣性の頭痛は、ストレスの解消をはかることが一番ですから、散歩などによる気分転換やゆっくりと入浴するのも効果があります。しかし、原因のよくわからない頭痛が続くときには、神経内科、脳外科などの専門医に調べてもらう必要があります。

※使用上のポイント

・丸かじりするか、刻んで生食するか、あるいはしぼり汁を飲む
・サラダや天ぷら、酢の物など料理に利用。
・長期使用が大切。



アロエの雑学豆知識

アロエはユリ科に属する多年草で、アフリカの地中海沿岸が原産と言われています。アロエとはヘブライ語で”苦い”という意味で、その歴史は古く、紀元前から薬草として知られていました。

アロエが薬草として使われていたという最も古い記録は、古代エジプトのミイラのひざのあいだに置かれていたパピルスです。これによるとアロエは、センナなどとならんで下剤として用いられ、また眼病にも使われた薬効のある貴重な植物としるされています。

さらにアレキサンダー大王は、大遠征の際に負傷兵の治療にアロエを用いて効果をあげ、それをきっかけにアロエの栽培をはじめたとも言われています。

いずれにしてもアロエが古代より薬草として使われていたことはたしかで、やがて紀元前1世紀には、ローマのディオスコリディスが『ギリシャ本草』のなかで、アロエの薬効を書きしるしています。それによると性器の病気、痔、黄疸、胃の洗浄作用、打撲、おでき、さらに目の洗浄にもなる万能薬であるとしています。

その後、アロエの薬効はヨーロッパにも広く認められ、十二世紀にはドイツ薬局方にも収載されるようになりました。

さて、日本にいつアロエが伝えられたのかについては、鎌倉時代とか室町時代とかいわれ、定かではありませんが、江戸時代には貝原益軒が『大和本草』のなかで、「その味苦く臭くして、気味ともにはなはだしく苦きゆえに虫を殺す」しるしています。

当時、蘆薈(ろかい)と呼ばれたアロエは、その名から中国から伝えられたものだと言われています。中国では『開宝本草』にしるされているところから、八世紀ごろには、民間薬として普及していたと考えられます。

日本に伝えられたアロエは、九州や伊豆、四国などの山野に自生し、地方によっては、”医者いらず”として重宝がられていました。しかし、アロエが薬用植物として広く栽培されるようになったのは戦後でした。

現在では、各地、ことに暖地で観賞用として、また民間薬として栽培され、薬効が穏やかで副作用が少ないことから、多くの人々に愛用されています。

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