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1日に必要なエネルギー量をバランスよく摂取する
内臓脂肪がつく原因は、摂取したカロリーが多過ぎたから。つまりは食べ過ぎが原因です。ダイエットのためには、「1日に必要なカロリー量(エネルギー量)」から、200〜300キロカロリー低めの量を摂取しましょう。
とはいえ、「脂肪を減らすには、肉を減らせばいいだろう」とか「ごはん(主食)を抜こう」などと、偏った食事にするのは禁物。栄養素には、たんぱく質、糖質、脂質の三大栄養素に加え、ビタミンやミネラルなどの健康を維持するうえで大切な役割をになうものがあります。これらさまざまな栄養素を偏りなくとる必要があります。
内臓脂肪型肥満の人にとって、筋肉をつけることは大切です。運動するときには、まず糖分がエネルギー源になるので、主食抜きではパワー不足となってしまいます。また、日本人の中高年世代の筋肉が減る原因の一つに、たんぱく質の摂取不足があります。肉や魚などのたんぱく質の摂取を極端に減らすと、筋肉をつくる材料が不足してしまいます。成人男性が1日に必要なたんぱく質の量は70〜80gが目安です。これより少ないと、筋肉がどんどん減ってしまうので注意しましょう。
「腹七分目」の食事量には、2週間で慣れる
ダイエットするならば、できれば、食事のたびにカロリーを計算して取り組みたいものですが、なかなか難しいでしょう。そんな場合には、まず「腹七分目」の食事に抑えることから始めてみましょう。健康のためには「腹八分目」がよいとされますが、内臓脂肪を減らすためには、それよりちょっと少ないくらいで食べるのをやめる習慣をつけることです。
日ごろ、「お腹がいっぱいになるまで食べないと食べた気がしない」という人は要注意。女性では「デザートは別腹」などというタイプです。一緒に食事をしている人から「よく食べますね」と指摘されるようなら赤信号。たくさん食べるのが習慣になっているのです。
また、いわゆる「胃拡張」になっていると、満腹感が麻痺して食欲のコントロールがきかなくなってしまいます。俗にいう胃拡張とは、胃が大きくなっているのではなく、たくさん食べて胃がいっぱいにならないと脳が満足しない状態を指します。
こうした人たちにとっては、適正な食事量であっても、「腹三分目」程度にしか感じられないかもしれません。最初のうちは、多少の我慢が必要になるでしょう。
また、食べる量の多い人が好む料理には、こってりとした味つけのものが多いようです。これらは、それ自体のカロリーが高いうえに、ついごはんやパンをたくさん食べてしまいます。なるべく薄味に慣れるようにしましょう。
長い間の食生活や味の好みを変えるのは、とても大変なことに思えるかもしれません。でも大丈夫。2〜3週間も続けるうちに、しだいに満足できるようになってきます。大きくなっていた胃が縮む(脳が慣れる)のも、濃い味から薄い味に慣れるのも、おおよその目安は2週間。「まずは2週間」を目安に取り組んでみましょう。
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