本文へスキップ

ダイエットを継続するために

内臓脂肪とダイエット

TOP > ダイエットを継続するために

スポンサードリンク



現実的な目標を持って取り組む


 ダイエットには、ある程度の我慢も必要です。だからといって、決めごとをたくさんつくらないこと。「絶対にお菓子を食べない」とか「絶対に禁酒する」とか「必ず毎日3km走る」など、無謀な決意をしてしまうのは避けましょう。

 決めごとの数が多いうえに、「絶対に」「必ず」となると、ストレスが大きく、できなかったときの精神的ダメージも大きいもの。そして、最初の数日は守れたとしても、できなかった時点で「もう自分はだめだ!」と自暴自棄になってしまう人が少なくありません。

 決めごとの数を多くするのではなく、「自分に今、実行できること」を改めて見つめてみましょう。そして、まずは1つ、「これならできる」ということを確実に実行するのです。

 そして「絶対に」「必ず」などの言葉を、ダイエットの決めごとに使うのをやめて、「できるだけ」「なるべく」などの柔軟な言葉にかえましょう。もちろん、その言葉が口実になって、ダイエットがいいかげんになってはよくありません。あらかじめ口実をつくるためではなく、ストレスなく、気楽に取り組むために、そう考えるのです。

 「自分は意志が弱いから、きっちり決めないと実現できない」と思うのはむしろ逆。意志が弱いから太るということはありません。このことは、専門医が分析した性格と体格の関連を調査したデータでも証明されています。そのデータからは、太っていることと意志が弱いことには、何の因果関係も見出せませんでした。意志が弱くても、痩せている人はたくさんいるのです。

 それよりも問題なのは、動機の弱さです。「なんとなく痩せた方がよさそうだから」「家族に太り過ぎを指摘されたから」などという漠然とした気持ちでダイエットを始めても、たいていは長続きしません。「自分の健康のために、内臓脂肪を減らす努力をしよう」という、現実的で明確な意思を持って、ダイエットに取り組むことが大切です。





「お気楽ダイエット」ほど長続きする


 実は、ふだんから真面目で完璧主義な人ほど、ダイエットでちょっとつまずいただけで、挫折しがちなのです。内臓脂肪を確実に減らすのには時間がかかります。順調に体重が減らない停滞期間も訪れます。肩の力を抜いて、現実的で柔軟な目標を立てましょう。その方が、結果的に長続きして成功するものです。

 ときにはお菓子を食べてしまう日があってもOKです。1日食べてしまったからといって、それまでのすべての努力が無駄になるわけではありません。むしろ、次の日からダイエットに取り組むための励みになると考えましょう。

 たまには意識して「スペシャルデー」をつくった方が、楽しくダイエット期間を過ごせるもの。仕事が一段落つく日、大きなプロジェクトが始まる日など、あらかじめ予定に組み込んでおくと楽しみになります。

 せっかく食事や飲み会に誘ってもらったのに、断ってばかりでは人生が楽しくありません。内臓脂肪を減らす目的は、これから先の長い人生を健康で楽しく過ごすため。ですから、たまには、「楽しく食べ過ぎ」てもよいのです。

 ただし、予定外に摂取カロリーをオーバーした日があった場合には、その理由をチェックしておくようにしましょう。たとえば、仕事のトラブル、残業によるストレスなど、いやなことや疲れることがあって、つい食べてしまった場合です。ストレスを、食べることで解消しようとする食べ方を「気晴らし食い」と言います。この場合、本当にお腹がすいて食べたわけではないので、次回に同じような経験をしたときには、ほかのことでストレスを解消するように切り替えましょう。カラオケやゴルフの打ちっぱなしに行く、趣味にいつもより時間をかけるなど、どんなことでもよいのです。食べること以外で自分を甘やかし、ストレスを発散しましょう。

 人に気を遣い過ぎるのも、よくありません。太る食べ方の一つに「気兼ね食い」があります。これは、他人の目を必要以上に気にする食べ方。あまりお腹がすいていないのに、誘われると断れなかったり、残すのがはばかられて摂取カロリーをオーバーしてしまったり。こうしたことを避けるには、むりろ「ダイエット宣言」をして、遠慮しないようにすることです。ランチにイタリアンへ誘われたら、お気に入りの和食店を提案してもよいでしょう。

 ダイエットに必要なのは、こうしたいい意味での「お気楽さ」「プラス思考」だと考えてください。





スポンサードリンク