豆腐は、水分を十分含んだ大豆をすりつぶし、煮てこした豆乳ににがりなどの凝固剤を加えて固めたもの。
栄養成分とその効果は大豆と同様で、良質の大豆たんぱく質を含み、ビタミンB1やビタミンE、カルシウムや鉄などのミネラル類も豊富です。
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木綿豆腐は水分が少ない分、重量当たりの栄養価は高く、一方、絹ごし豆腐は水溶性ビタミンB1などが木綿豆腐より多くなっています。
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大豆は、煮て食べても胃腸の弱い人や高齢者などには消化されにくいという難点があります。その点、豆腐は消化吸収がよいのが魅力です。
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そのほか大豆の加工食品は、高野豆腐、おから、ゆばなどバラエティ豊か。さまざまな加工食品を楽しみながら、大豆のパワーを取り入れたいものです。
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血液中にコレステロールが増え過ぎると、動脈硬化が進み、命にかかわる病気につながります。
しかし、コレステロールが少な過ぎても、体にさまざまな悪影響が出ます。それは、コレステロールが、人間の体にとって欠かせない成分だからです。
人間の体は約60兆個もの膨大な数の細胞から成り立っていますが、コレステロールはそれらの細胞を構成する細胞膜の材料であり、細胞膜を強くし、細胞を支える役割を果たしています。
また、コレステロールは、生体機能を調節するホルモンの材料でもあり、副腎皮質ホルモン、男性ホルモンや女性ホルモンなどの重要な構成成分です。
さらに、食事から取り入れた脂肪などの消化吸収を助ける胆汁酸も、コレステロールを材料として肝臓で作られています。
悪者と思われがちなコレステロールも、健康を維持するために必要不可欠なものです。コレステロールが不足すると、免疫力が低下し、短命に終ることが多いと考えられています。
成人の体内には、約100〜120gのコレステロールが存在し、その一部が新しいものと入れ替わることによって、生体機能が維持されます。
健康を保つためには、成人の場合1日1〜1.5gのコレステロールが必要とされ、そのうちの70〜80%は肝臓などで合成され、残りの20〜30%は食事からとっています。
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