アフリカ生まれの野菜オクラは、独特のネバネバ成分が特徴。これは水溶性食物繊維の一種で、ムチン、ペクチン、ガラクタンなどの多糖類です。
オクラのこのネバネバ成分は、腸内でコレステロールを包み込み、その吸収を抑える作用があります。
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また、胃壁を保護して胃炎や胃潰瘍を予防したり、整腸作用により便秘や下痢を解消します。
オクラには、β−カロテン、ビタミンB群、ナイアシンも豊富で、抗酸化作用のあるβ−カロテンは活性酸素を除去し、ビタミンB群とナイアシンは脂質を効率よくエネルギーに換えるのに役立ちます。
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一方、モロヘイヤは、古代エジプトにルーツをさかのぼる野菜。
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モロヘイヤを刻むとネバネバ成分が出てきますが、この粘りけも水溶性食物繊維のムチン、マンナンなどの多糖類です。これらの成分は、腸内でコレステロールを包み込んで便と一緒に排泄し、コレステロール値を下げる効果があります。
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また、モロヘイヤのβ−カロテンとビタミンCは、活性酸素を攻撃して、老化やガンを予防。
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カルシウムもほうれん草の5倍ほど含まれており、骨粗しょう症の予防、イライラ感やストレスの緩和に有効です。
新鮮さを見分けるポイントは、オクラは産毛の多いもの、モロヘイヤは葉の切り口に変色がないことです。
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血液中にコレステロールが増え過ぎると、動脈硬化が進み、命にかかわる病気につながります。
しかし、コレステロールが少な過ぎても、体にさまざまな悪影響が出ます。それは、コレステロールが、人間の体にとって欠かせない成分だからです。
人間の体は約60兆個もの膨大な数の細胞から成り立っていますが、コレステロールはそれらの細胞を構成する細胞膜の材料であり、細胞膜を強くし、細胞を支える役割を果たしています。
また、コレステロールは、生体機能を調節するホルモンの材料でもあり、副腎皮質ホルモン、男性ホルモンや女性ホルモンなどの重要な構成成分です。
さらに、食事から取り入れた脂肪などの消化吸収を助ける胆汁酸も、コレステロールを材料として肝臓で作られています。
悪者と思われがちなコレステロールも、健康を維持するために必要不可欠なものです。コレステロールが不足すると、免疫力が低下し、短命に終ることが多いと考えられています。
成人の体内には、約100〜120gのコレステロールが存在し、その一部が新しいものと入れ替わることによって、生体機能が維持されます。
健康を保つためには、成人の場合1日1〜1.5gのコレステロールが必要とされ、そのうちの70〜80%は肝臓などで合成され、残りの20〜30%は食事からとっています。
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