ローズマリーの名前は、ラテン語で「海のしずく」を意味する「ロス・マリヌス」からきています。
スパイシーで刺激の強い個性的な香りがあり、抗菌作用や抗酸化作用にすぐれているので、欧米では肉料理の保存やにおい消し、風味づけに利用されるのをはじめ、さまざまな料理に幅広く使われています。また、古くからお茶として飲用されています。
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ローズマリーには血液の循環を促進し、新陳代謝を高める効果があります。さらに、脂肪分の消化・分解を促進してコレステロール値を低下させ、血管壁を強化して、動脈硬化を予防します。
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また、刺激的な香りが脳の働きを活発にして、集中力や記憶力を高めるので、”若返りのハーブ”とも呼ばれています。
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その葉を使ったローズマリーティーには、目の覚めるような強い香りがあり、疲れを感じたとき、眠気を覚ましたいときなどに飲むと、頭がすっきりとして元気が出るでしょう。さらに、抽出液には強い収れん作用があるので、たるんだ肌を引き締める化粧水としても、古くから作用されています。
ローズマリーティーには独特の香りがありますが、香りに比べると、味はくせが少ないので飲みやすいお茶です。
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ただし、刺激がやや強く、妊娠中や高血圧の人には向かないので注意が必要です。
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血液中にコレステロールが増え過ぎると、動脈硬化が進み、命にかかわる病気につながります。
しかし、コレステロールが少な過ぎても、体にさまざまな悪影響が出ます。それは、コレステロールが、人間の体にとって欠かせない成分だからです。
人間の体は約60兆個もの膨大な数の細胞から成り立っていますが、コレステロールはそれらの細胞を構成する細胞膜の材料であり、細胞膜を強くし、細胞を支える役割を果たしています。
また、コレステロールは、生体機能を調節するホルモンの材料でもあり、副腎皮質ホルモン、男性ホルモンや女性ホルモンなどの重要な構成成分です。
さらに、食事から取り入れた脂肪などの消化吸収を助ける胆汁酸も、コレステロールを材料として肝臓で作られています。
悪者と思われがちなコレステロールも、健康を維持するために必要不可欠なものです。コレステロールが不足すると、免疫力が低下し、短命に終ることが多いと考えられています。
成人の体内には、約100〜120gのコレステロールが存在し、その一部が新しいものと入れ替わることによって、生体機能が維持されます。
健康を保つためには、成人の場合1日1〜1.5gのコレステロールが必要とされ、そのうちの70〜80%は肝臓などで合成され、残りの20〜30%は食事からとっています。
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