いか、たこ、貝類には、アミノ酸の一種で抗酸化作用の強いタウリンという成分が多く含まれています。
タウリンは血圧の上昇や血中コレステロールの沈着を抑制し、心臓や肝臓の機能を高める作用があります。
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いかは、コレステロールが多い食品ですが、揚げ物を避け、さしみや煮物で味わうなら、さほど神経質にならなくても大丈夫です。
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良質のたんぱく質やEPAやDHAも含むので、総合的な栄養価は高い食品です。
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貝類では、タウリンはかき、ほたて貝などに多く含まれています。かきにはミネラルやビタミンも多く、肝臓の働きを高め、血液中の酸化LDLを処理する効果があります。 |
また、あさりに多いクロムは、脂質の代謝を促し、コレステロールを減らしてくれます。
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血液中にコレステロールが増え過ぎると、動脈硬化が進み、命にかかわる病気につながります。
しかし、コレステロールが少な過ぎても、体にさまざまな悪影響が出ます。それは、コレステロールが、人間の体にとって欠かせない成分だからです。
人間の体は約60兆個もの膨大な数の細胞から成り立っていますが、コレステロールはそれらの細胞を構成する細胞膜の材料であり、細胞膜を強くし、細胞を支える役割を果たしています。
また、コレステロールは、生体機能を調節するホルモンの材料でもあり、副腎皮質ホルモン、男性ホルモンや女性ホルモンなどの重要な構成成分です。
さらに、食事から取り入れた脂肪などの消化吸収を助ける胆汁酸も、コレステロールを材料として肝臓で作られています。
悪者と思われがちなコレステロールも、健康を維持するために必要不可欠なものです。コレステロールが不足すると、免疫力が低下し、短命に終ることが多いと考えられています。
成人の体内には、約100〜120gのコレステロールが存在し、その一部が新しいものと入れ替わることによって、生体機能が維持されます。
健康を保つためには、成人の場合1日1〜1.5gのコレステロールが必要とされ、そのうちの70〜80%は肝臓などで合成され、残りの20〜30%は食事からとっています。
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