紅茶と緑茶の葉は同じものですが、紅茶は発酵させて作るため、その製造過程で茶葉に含まれるカテキン類が発酵し、2次ポリフェノール類が生成されます。
その代表的なものが、紅茶の赤い色や渋味のもととなるテアフラビンやテアルビジンなどです。
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とくに、紅茶などの発酵茶に多く含まれるテアフラビンは、抗酸化力の強さから、”スーパーカテキン”とも呼ばれています。テアフラビンはその抗酸化力を使ってLDLコレステロールの酸化を強力に抑え、HDLコレステロールには影響なく、LDLコレステロールだけを低下させることができます。
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また、中性脂肪の減少にも効果があるとされます。
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さらに、紅茶にはカフェインも含まれており、適度な摂取は、消化作用、疲労回復などに効果を発揮します。加えて、約300種の成分からなる紅茶の香りには、人をリラックスさせる効果もあります。
紅茶をいれるときは、味、色、香り、成分を十分に引き出すことが大切ですから、高温の湯を用い、茶葉を適度に蒸らします。成分の効能を生かすには、ストレートティーが適しているので、砂糖なしで飲むのがおすすめです。
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また、カフェインのとり過ぎはよくないので、1日3杯程度までを目安にして飲みましょう。
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血液中にコレステロールが増え過ぎると、動脈硬化が進み、命にかかわる病気につながります。
しかし、コレステロールが少な過ぎても、体にさまざまな悪影響が出ます。それは、コレステロールが、人間の体にとって欠かせない成分だからです。
人間の体は約60兆個もの膨大な数の細胞から成り立っていますが、コレステロールはそれらの細胞を構成する細胞膜の材料であり、細胞膜を強くし、細胞を支える役割を果たしています。
また、コレステロールは、生体機能を調節するホルモンの材料でもあり、副腎皮質ホルモン、男性ホルモンや女性ホルモンなどの重要な構成成分です。
さらに、食事から取り入れた脂肪などの消化吸収を助ける胆汁酸も、コレステロールを材料として肝臓で作られています。
悪者と思われがちなコレステロールも、健康を維持するために必要不可欠なものです。コレステロールが不足すると、免疫力が低下し、短命に終ることが多いと考えられています。
成人の体内には、約100〜120gのコレステロールが存在し、その一部が新しいものと入れ替わることによって、生体機能が維持されます。
健康を保つためには、成人の場合1日1〜1.5gのコレステロールが必要とされ、そのうちの70〜80%は肝臓などで合成され、残りの20〜30%は食事からとっています。
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